ゆいまーる-支え合う心が編む絆

ゆいまーる-支え合う心が編む絆

2026.09.13

沖縄の言葉に「ゆいまーる」という響きがあります。田植えや稲刈り、屋根の葺き替えなど、ひとりでは成し得ない仕事を、集落の人々が互いに労力を出し合いながら成し遂げてきた、沖縄に古くから伝わる相互扶助の心を表す言葉です。

「結(ゆい)」が「回る(まーる)」と書き表されるように、この助け合いは一方通行では終わりません。今日は誰かの田を手伝い、明日は自分の田を手伝ってもらう。そうして労力は輪となって巡り、集落全体を静かに支え続けてきました。

厳しい自然と向き合いながら暮らしてきた島の人々にとって、支え合うことは特別なことではなく、日々の暮らしそのものだったのでしょう。ひとりの力では小さくとも、寄り添うことで大きな力となる。その教えは、時代を越えて今も島の暮らしに息づいています。

ふたりの歩みもまた、支え合うことで初めて完成する、ひとつの輪なのかもしれません。差し出す手と、受け取る手。その繰り返しの中に、変わらぬ絆は静かに育まれていくのでしょう。

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