
琉球杢目(ミンサー)について
沖縄地方に古くから伝わる「ミンサー織」は、五つと四つの市松模様が織り込まれた伝統的な文様です。この模様には、深くあたたかな想いが込められています。
五つと四つの格子は、「いつ(五つ)の世(四つ)までも」──つまり「いつの世までも、末永く一緒に」という意味を表現しており、昔は女性が想いを込めてこの柄の帯を織り、大切な人に贈っていたと言われています。そこには、言葉では伝えきれない永遠の愛や誓いが織り込まれていました。
琉球杢目の結婚指輪は、この想いを受け継ぎ、現代の愛の証として生まれました。指輪にさりげなく施されたミンサー模様が、おふたりの絆と、時を超えて続く愛を象徴しています。
目に見えないけれど確かに存在する想い。時を越えて、手を取り合うすべてのふたりへ──
琉球杢目の指輪が、その愛を静かに、そして力強く見守り続けます。


Minsa
五つと四つの小さな約束ミンサーが紡ぐ静かな想い
「ミンサー柄」は、沖縄県八重山諸島で伝統的に織られてきた「ミンサー織」に見られる独特の文様です。この柄の特徴は、五つの四角形と四つの四角形が交互に並んだ市松模様。一見シンプルなデザインに見えますが、そこには深く温かい想いが込められています。
五つ(「いつ」)と四つ(「よ」)を合わせることで、「いつ(五つ)の世(四つ)までも」と読む語呂合わせ。これは、かつて女性が愛する人へ贈る帯に込めた願い、「いつまでもあなたと共に」という意味を持っています。言葉で愛を語ることが控えめとされた時代、女性たちはこの模様に密やかな誓いと情熱を託していたのです。


Design
伝統と想いを結ぶ指輪
琉球杢目が紡ぐミンサー柄の誓い
そのミンサー柄を現代の結婚指輪に取り入れることで、文化的背景と永遠の愛の象徴を融合させた「琉球杢目」は生まれました。
指輪に刻まれた五と四の格子模様は、単なる装飾ではありません。それは、「変わらぬ想い」「共に歩む人生」「深い絆」の象徴。目に見えない愛の証を、かたちあるものとして日々身に着けることで、ふたりの関係を静かに、そして力強く見守り続けます。
