三線は、今よりおよそ六百年前、中国大陸から琉球の地へと渡り、幾世代にもわたって大切に受け継がれてきた楽器です。蛇皮を張った胴に三本の弦を持ち、爪弾くたびに、どこか懐かしく、心の奥に染み入るような音色を響かせます。
祝いの席では欠かせぬ調べとして、人々の喜びに寄り添い、時に涙を誘い、幾度となく人生の節目を彩ってきました。三本の弦は、それぞれ異なる音を奏でながらも決して一つに交わることなく、互いを支え合いながら、一つの調べを紡ぎ出していきます。
離れていながらも響き合う三本の弦のように、ふたりもまた、それぞれの人生を歩みながら、寄り添い、支え合い、ひとつの調べを奏でていくのかもしれません。
夜風に乗って聞こえてくる三線の音色は、今日もどこかで、変わらぬ想いを静かに伝え続けています。
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